廃車買取サービス「カーネクスト」に査定依頼してみた結果

人気車種でない限り、15年以上経った古い車にはほとんど値がつかないと言われますが、まあダメ元で査定を依頼してみました。

申し込んだのは「かんたん査定ガイド」↓


車の情報＋住所などこちらの連絡先を入力する必要があります。

最大で大手10社の買い取り業者に一括で依頼がかかるそうですが、僕の住んでいる地域ではビッグモーターさん1件だけしか担当業者がないみたいで1件だけ査定依頼がかかりました。
（申込後の画面でどの業者さんに依頼がかかったか表示されてます。大手ばかりなので安心です）


すると2分後くらいに携帯に電話がかかりました。すごい即応力です^^;
愛想のいい落ち着いた感じの男性の方でした。
 
というわけで、ネット上の噂だけでなく実際の業者から「18年落ち、15万km、傷いっぱい、不人気車種の車には値段がつかない」と決定づけられました。

勘違いしないでいただきたいのは、「僕の乗っている不人気車種、15km、傷いっぱい」という悪い条件ですので、まずは査定を申し込んで、実際のところを聞いてみることをおすすめします。

もしかすると何かの事情で「10万円！」とか値段がつくかもしれませんので。
 

世の中色々なビジネスもあるもので、「廃車買取業者」なるものもあるんですね。

自分で車を廃車処分しようとすると、
などと、結構めんどうそうな処理が多いですが、廃車買取業者に頼むと、
処理としては役所に印鑑証明を取りに行くくらいで、かつお金ももらえます。
なぜお金がもらえるかというと、廃車にした車体には価値があるからです。

・金になりそうな部品を取る
・スクラップにして鉄クズとして売る
・走行可能な車なら日本では廃車として抹消し、海外に売る（海外では日本車というだけで人気）

つまり素人では金に換えるのが面倒なルートを持っているのです。

廃車買取として有名どころは
・カーネクスト
・廃車本舗

あたりでしょうか。
今回は「カーネクスト」に依頼してみました。
 

まずはカーネクストのサイトに行きます。


かんたん査定ガイドとほぼ同じ入力項目でした。


こちらは1分もせずに電話がかかってきました。
携帯ショップの店頭に行って、対応が始まるまでよりよほど早いですね^^;;

今回は女性の方でした。（こちらも愛想のいい丁寧な方でした）
 
ここで、女性のセリフの中で気になる点が・・・

「重量税・自賠責保険の諸々などを含めまして5千円」ということです。

僕の計算ではタダ同然で車は処分してもらい、自動車税＋重量税＋自賠責保険の戻りで７、８万円のお金を手に入れる算段でした。
この辺は前回も書いたけど、業者だって利益を出さなきゃいけないので「重量税と自賠責保険の還付は手数料としていただきます」と明記しているのであれば、僕的には問題ないと思ってます。

ただ、HPには重量税や自賠責の還付については読み物として「還付されるんですよ」という記事はあるけど、廃車買取の際、その還付を利用者に還元するのか、自分たちが手数料代わりに取るのか、という点については僕が見た限りではHP上に明記されていないように思います。（なので僕は自分に返ってくるものと思っていて、ショックを受けたｗ）

今回、車検からまだ半年程度ということもあり、重量税と自賠責保険の戻りは概算で４万円ちょいあるはずでした。

つまり、「廃車手続き代行＋車体処分代行＋買取金額５千円をもらう」代わりに「重量税の還付＋自賠責保険の途中解約の返金＝４万ちょい」を諦めるということになります。

僕はちょっと思考が乱れてしまい、五千円でOKを出してもいいものかどうか咄嗟に判断できませんでした。
冷静であれば、思考が乱れていても「すみません、他の廃車買取業者さんにも査定依頼していますので、ちょっと改めてお電話します」とか言えそうなものですが、短絡的に走ってしまいました。
と切り返してしまったのです。 と返す女性営業。
この時すでに僕は術中に落ちていました。 もう、獲物を仕留める常套文句！
僕もこの時点でちょっと「早まったかな？」と思いましたが、自ら「１万円なら即決します」なんて首をしめてしまっていたので観念しました。
この後は、引き取る日程の調整と、当日までに印鑑証明を取っておくこと、当日譲渡契約書と委任状に署名と実印で押印が必要であることを教えてもらいました。
たぶん委任状というのは重量税の還付手続きで本人以外が行う場合、第３者の口座に振り込む際に必要だったと思われます。はあ。。。

たとえば今回の査定が１０ヶ月後とかであったとしても、おそらく買取額は５千円程度で提示されたものと思います。（もしくはゼロ円で引き取りか）

で、あれば４万ちょいの還付が受けられる現在であれば２万くらいまでなら頑張れたのではないかと、あとから思いました。
まあお金の交渉なんて苦手なので自分では頑張った方だと思うことにしておきます・・・^^;

今回、１８年落ちの、走行距離15万km弱、ボディに大小キズいっぱい、自動車税払ったばかり、車検は半年前に通したばかり、のボロボロの車（とはいえ、走りは快調なんですけどね）を買取業者に買い取ってもらうか、廃車買取業者に廃車にしてもらうか、を検討した結果をまとめてみます。
 

買取

古すぎて（人気車種でもないし）価格がつきませんでした。（つまり買取不能）

買い取りの際の申込サイト

　↓　かんたん査定ガイド


 

廃車買取

事前の計算では、自動車税と重量税、自賠責保険の還付などで8万円くらいが戻ってくると考えていました。その代わり車体はゼロ円で引き渡しだという想定でした。

しかし、実際には自動車税は僕に還付があるものの（というか支払った本人にしか還付されない仕掛けなので）、重量税と自賠責保険の戻りはカーネクストさんに取られる形となり、その代わりに車体の買い取り代金1万円をゲットしました。

廃車買取の査定申込サイト

　↓（カーネクスト）


つまり、
事前予想パターンでは時間はかかれど8万円のプラス。
実際は自動車税の還付3万数千円＋車体買取1万円で4万数千円のプラス。
となりました。

まあ最善手ではなかったものの、お金をかけずに廃車にして、なおかつ4万ほどプラスなので御の字といったところでしょう。

悪いパターンとして考えられるのは、良くない業者に買取査定をしてもらい、「値段付きませんね～、廃車しかないですよ。ウチが無料で廃車にしましょうか？」などと言われてプラマイゼロで手放し、さらに業者が実は廃車にせず中古市場で転売すること、ですかねぇ。廃車にしないと自動車税も戻ってきませんからね。ちゃんと下調べしてないと、ありえそうです。